今回紹介するのは、2020年4月に公開されたNetflixオリジナル映画『タイラー・レイクー命の奪還ー(原題:Extraction)』です。
『タイラー・レイクー命の奪還ー』とは
概要
2020年に公開されたNetflixオリジナルコンテンツの映画。
アメリカのアクション映画です。
傭兵役のクリス・ヘムズワースが何の説明も無しに、2時間ほぼ泥と血にまみれながら戦い続ける映画です。
Netflix公式サイト(https://www.netflix.com/)より引用
誘拐された麻薬王の息子を救うため、バングラデシュに向かった傭兵。だが、金のために請けた任務が、いつしか過去と向き合う自分との戦いに変わっていく。
監督:ルッソ兄弟(アンソニー・ルッソとジョー・ルッソ)
『キャプテン・アメリカ』シリーズや『アベンジャーズ』シリーズを手掛けたあのルッソ兄弟。
アベンジャーズではソー役として活躍したクリス・ヘムズワースを主演に、再びタッグを組んだ、この時点で面白くないわけがない!
出演者・キャスト情報
タイラー・レイク役:クリス・ヘムズワース
出身:オーストラリア・ビクトリア州メルボルン
生年月日:1983年8月11日(2020年4月現在・36歳)
主な出演作:『マイティ・ソー』シリーズ、『アベンジャーズ』シリーズ、『面インブラック:インターナショナル』等
誰もが知ってるクリヘム様。今作ではひたすら戦い続けます。
寡黙なキャラかと思えば、意外と自分の過去を喋るタイプ。
とにかく強い。
オヴィ役:ルドラクシャ・ジェイスワル
出身:インド・ムンバイ
生年月日:2003年9月19日(2020年4月現在・16歳)
守られる存在だったが、彼のインスタによると実はムキムキだったらしい。
冒頭で誘拐されるまで、彼と彼の友達を見分けることができた人がいたら教えて欲しい。
ひたすら巻き込まれだけの可哀そうな人。
あれだけ命を狙われてても全く無傷の少年。
ニック・カーン役:ゴルシフテ・ファラハニ
出身:イラン・テヘラン
生年月日:1983年7月10日(2020年4月現在・36歳)
主な出演作:『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』、『エクソダス:神と王』など
世界で最も美しい顔(2015)で、第5位に選ばれた実績あり。
ピアニストとしても活躍しており、現在パリに住んでいるそうです。
作中では、指示を出すリーダー的ポジションであり、凄腕のスナイパーでした。
エンディング前に男子トイレに現れた時、実は男だったのかと何故か勘違いしてビビった。笑
サジュ役:ランディープ・フーダー
出身:インド・ハリヤナ州
生年月日:1976年8月20日(2020年4月現在・43歳)
本作にてハリウッドデビュー。
執念の追跡を見せた男。序盤でタイラーと無駄に戦ったのは何だったんだろう。
あんまりオヴィも懐いてなかったし、微妙な立ち位置だった。
ギャスパー役:デヴィット・ハーバー
出身:アメリカ・ニューヨーク州
生年月日:1975年4月10日(2020年4月現在・45歳)
主な出演作:『ストレンジャー・シングス(ホッパー署長)』、『ヘルボーイ』等。
ホッパー署長!!ホーキンスで見かけないと思ったら、こんなところにいらっしゃったんですね…!
出てきて数分で裏切ってしまう残念な役どころでした。
っていうか、そもそもこのエピソードが必要だったのか?
アミール・アシフ役:Priyanshu Painyuyli
出身:インド・ニューデリー
生年月日:1988年8月29日(2020年4月現在・32歳)
指切れよおじさん。
カッコ良かったけど、特に見せ場がないまま終わっちゃう。
どういう人物なのかもう少し描かれると良かった。
ファラド役:Suraj Rikame
指切りましたよの人。なんで??
機転を利かした活躍をするのかと思えば、ゴリゴリに戦闘だけ。
最後は大仕事を成すけど、なんとも言えない感じ。
次作があれば、幹部として登場しそう。
管理人的スコア点:55点「ずっとオレンジで目がしんどい映画」
ストーリー :★★☆☆☆
ストーリーは有って無いようなものです。
メインは凄まじいアクションを楽しむことなんでしょうね。
ちょくちょくフラッシュバックするけど深堀りされないタイラーの子供。
タイラーのいる傭兵集団も良く分からないまま、いきなり現れた仲間がいきなり死んでいく。
オヴィのお父さんが麻薬王なのは分かったけど、その組織はサジュ一人だけ。
アクションに重きを置き過ぎて、色々置き去りにしちゃってる感じです。
アクションを楽しむために、最低限不快にならない程度のストーリーを置いときましたよって感じです。
キャスト・演技:★★★☆☆
クリス・ヘムズワースの起用は良かったと思います。
彼のムキムキの肉体で殴りまくってくれるアクションシーンは素晴らしかった。
彼目当てで観る人も結構多いのでは。
ただ、すみません、インドの役者の見分けがなかなかつかず…。
オヴィと友達なんて本当に見分けがつかなかった。サジュも髪型で判断。
あとは、ニック役のゴルシフテに出会えた事が今作を観て良かった事かもしれない。
演出 :★★☆☆☆
アクションシーンに重きを置きたかったは重々感じましたが、もう少しキャラクターの掘り下げがあっても良かったかと。
感情移入できないというか、淡々と目の前で起きている事を受け入れるだけの映画になってしまった気がする。
そして、インドやバングラデシュって、あんなにずっとオレンジなのかい??
空気の汚さとかそういう事を描いているのだろうが、今何時なんだよって感じです。
画面が暗過ぎて観ていてしんどい、スッキリする場面がなかったというか…。
映像美 :★★★★☆
圧巻の戦闘シーンでした!
ド派手なアクション、スタジオだけに収まらない街中での大規模な戦い、爆発、カーチェイス、本当に良かったとも思います。
個人的には、タイラーが助手席にオヴィを乗せて、車で逃げるシーンが好きです。
車内から、外の様子を目まぐるしく撮っており、演者と近い距離で撮影しているからこそ迫力がありました。
ワンカットで撮影されているシーンも多く、マンション内での戦いだけでも見る価値ありでした。
敵の銃弾はほぼ当たらないのと、全員近くまで来てから襲ってくれるのは、少し違和感がありましたが、常にハラハラできる展開でした。
続編『タイラー・レイク2』は情報無し
まだ公開されたばかりなので、続編情報はありませんでした。
撮影にもかなり費用が掛かってそうなので、相当ヒットしないと厳しいかもしれません。
映画の内容的に客層が限られそうなので、なかなか難しいような気がします…。
ただ、エンディング前にタイラーらしき男がプールサイドに立っている姿が描かれたので、ヒットすれば続編を作る気は満々なんでしょうね!