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『ベター・コール・ソウル』シーズン1ネタバレ感想・レビュー|90点「ジミーの軽快で情けない口調が楽しい!いかにして悪の道に手を染めるのかを描いたドラマ」

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引用:https://bd-dvd.sonypictures.jp/bettercallsaul/

今回紹介するのは、海外ドラマ『ベター・コール・ソウル(原題:Better Call Saul)』です。

本作は、未だに根強い人気のあるドラマ『ブレイキング・バッド』に登場するキャラクター、ソウル・グッドマンを主人公としたスピンオフ作品です。

 

 『ベター・コール・ソウル』とは?

概要

2015年に放送がスタートした連続ドラマ。

全5シーズン(計50話)でNetflixでは全話、Amazonプライムビデオではシーズン1~3が配信されています。

『ブレイキング・バッド』に登場した弁護士、ソウル・グッドマンを主人公としたスピンオフ作品で、エミー賞にノミネートされた非常に評価の高い作品です。

登場人物別感想/出演者・キャスト情報

年齢は2020年5月現在のもの。

 ジミー・マッギル/ソウル・グッドマン役:ボブ・オデンカーク-Bob Odenkirk-

出身:アメリカ・イリノイ州

生年月日: 1962年10月22日(57歳)

とにかくキャラクター性が良いですよね~。

スピンオフが作られるほど愛されるのも納得。

口が達者で、次から次へと出て来る適当な言葉や嘘は、観ていて心地良かったです。

ただ、今回のドラマではそれだけでは無い、ジミーの人情深い人間性が中心となって描かれていました。

兄の世話をあそこまでしていたのに、HHMで雇う事を拒否していたのは兄だと分かった時はショックでした。

その後も、兄の様子をコッソリ伺っていたジミーの人間性に惚れました。

ボブ・オデンカーク - Wikipedia

マイク・エルマントラウト役:ジョナサン・バンクス-Jonathan Banks-

出身:アメリカ・ワシントンDC

生年月日:1947年1月31日(73歳)

この人の格好良さはブレませんね~!

まだジミーと心の距離があったシーズン前半は心苦しかった…。

早く距離を縮めて色んな問題に対処する二人が見たい…!!

単にマフィア系の人だと思ったら、元警官だったとは。

こんな格好良いおじいちゃんが欲しい。

ジョナサン・バンクス - Wikipedia

キム・ウェクスラー役:レイ・シーホーン-Rhea Seehorn-

出身:アメリカ

生年月日:1972年5月12日(47歳)

ジミーの良き理解者でした。

お互いの事を思いあって、助けあえる関係が良い感じですね。

顧客から一度解任されただけで、窓際に追い込まれてましたが、そんな会社で働き続けるなんてメンタル強すぎ。

レイ・シーホーン - Wikipedia

ハワード・ハムリン役:パトリック・ファビアン-Patrick Fabian-

出身:アメリカ・ペンシルベニア州

生年月日:1964年12月7日(55歳)

ジミーの敵役として描かれていましたが、ジミーを雇うのを断らされたのは兄のせい。

さらには、ジミーに看板を真似され、実は被害者だった人。

ジミーにどれだけ非難されようと、頑なに事情を黙っていたのはすごい。

最後は和解したように見えましたが、今後の関係が気になります。

Patrick Fabian - Wikipedia

チャック・マッギル役:マイケル・マッキーン-Michael McKean-

出身:アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク

生年月日:1947年10月17日(72歳)

あれだけ献身的に助けてもらってるいるのに、まさかジミーの事をそんな風にしか思っていなかったとは…。

衝撃でした。

彼さえ受け入れてくれていれば、ジミーも真っ当に生きられた可能性があるのに、残念です。

電気アレルギーは結局精神的なものなんでしょうが、今後その理由や発症のきっかけは明らかにされるのでしょうか。

あと、兄弟にしては年齢が離れすぎているのが気になった。

マイケル・マッキーン - Wikipedia

 

管理人的スコア:90点「ジミーの軽快で情けない口調が楽しい!いかにして悪の道に手を染めるのかを描いたドラマ」

ストーリー・設定  :★★★★★

ジミーがいかにして、裏家業に手を染めるソウル・グッドマンになっていくかを描いたストーリーとの事ですが、シーズン1時点ではソウル・グッドマンの名前は出て来ませんでした。

まだまだ真っ当で、懸命に成功しようと努力するジミーの姿に心が痛くなり、兄との確執や違法行為で大金を手にした経験から、悪の道に手を染める事を決意した姿は悲しさもありながら、あのソウル・グッドマンになると思うとワクワクさせられました。

キャラクター・演技 :★★★★☆

『ブレイキング・バッド』のスピンオフという事で最初からキャラクターへの愛着は抜群。

吹替で観ましたが、ジミーの「やめてくれよぉ。嘘はついてないよぉ。」みたいな喋り方がツボに入りました。

場面によって表情がコロコロ変わって飽きさせない、本当に大好きなキャラクターです。

マイクも行く末が分かっているだけ、愛着を持って見ることが出来ます。

麻薬取引現場でのオーラは流石でした。

駐車場の管理人としてだけでなく、バリバリ活躍するマイクが早く観たいです。

演出         :★★★★★

ジミーの着ているスーツ姿や、物語に登場する店など、『ブレイキング・バッド』本編を匂わせる演出がたくさんあり、ファンとして楽しく視聴できました。

スピンオフ作品として、ファンに向けたこれ以上ない演出だと思います。

公式サイトで本編と関連するトリビアもまとめてありましたので、併せてご確認ください↓

https://bd-dvd.sonypictures.jp/bettercallsaul/

映像美        :★★★★☆

これぞ『ブレイキング・バッド』と言える、あの荒野が再び観られて嬉しい!

ドラマや映画だからと言ってゴチャゴチャした映像ではなく、静かな住宅街や駐車場、田舎町を描いた演出が過ぎない映像は、観ていて心地良いものでした。

独特の田舎感というか映像の寂しさが『ブレイキング・バッド』の空気感ですよね!