『ベター・コール・ソウル(原題:Better Call Saul)』のシーズン3の視聴が終わりましたので簡単に感想です。
『ベター・コール・ソウル』とは?
概要
2015年に放送がスタートした連続ドラマ。
全5シーズン(計50話)でNetflixでは全話、Amazonプライムビデオではシーズン1~3が配信されています。
『ブレイキング・バッド』に登場した弁護士、ソウル・グッドマンを主人公としたスピンオフ作品で、エミー賞にノミネートされた非常に評価の高い作品です。
管理人感想
マイクの車の燃料タンクに仕掛けられた発信器
仕掛けたのはガス・フリングのグループでした。
発信器を探して車を全部分解し始めた時は、マイクもおかしくなってしまったのかと思ったわ…。
『ブレイキング・バッド』でもそうだけど、この世界の人って、頻繁に車を廃車にしますよね。
それにしても、あんな大雑把な追跡装置を片手に運転してよく店まで特定できたもんだ…。
そしてガス側も、追跡されているのに気付いて、発信器と携帯だけ道の真ん中に置いてどこかに消えるとは。
あんな見晴らしの良い道で。
チャックがジミーの自白テープをエルネストに聴かせた事
観ていてこれは偶然だと思っていたんですが、チャックの確信犯だったんですね。
チャックも結局は、自ら批判しているジミーと同じように、悪知恵が回るタイプの人間だったという事ですね。
更にジミーが乗り込んでくるであろう事まで計算して、探偵まで雇っているとは。
「弟のためを思って告訴する」みたいに、あくまで聖人であろうとする、本当どうしようもなく嫌な兄でした。
裁判でバッテリーを使ってチャックをはめたジミー
ついにジミーが反撃に出ましたね。
今までなんだかんだ兄として気にかけて、特に電気アレルギーに関しては絶対的にチャックの味方であったジミー。
公衆の面前でチャックの病気が精神的なものであると示しました。
雇った人物に、裁判所の階段でチャックとぶつからせて、その際にチャックの胸ポケットにバッテリーを仕込んでいましたが、こういうのって裁判の場でもありなんでしょうか。
チャックがおかしい事は証明できたけど、なんか色々他の問題に発展しそうな気もするが…。
他人のポケットに荷物を入れるのは、別に罪に問われることもないのかな。
CM制作 ソウル・グッドマンの誕生
ついに「ソウル・グッドマン」の名前が登場しました。
シーズン3まで引っ張るとは何とも大胆な構成。
出てきた瞬間はテンション上がりました。
CM制作グループのバタバタ感がジミーらしくて好きです。
わざと転倒してケガするふりなんて低レベルなやり方ですが、弁護士の知識があるだけたちが悪い…。
『ブレイキング・バッド』時点でのヘクターの姿について
ヘクターが『ブレイキング・バッド』で何故車いす&ベル生活をしていたのか、ようやく見えて来ましたね。
それにしてもナチョの堅気の父親を巻き込もうとしたり、ガスの仕事を邪魔したりと、退場するべきキャラなんですが、生き残る事になるんですね~。
サンドパイパー事件の顛末とアイリーンのイジメ
ジミーが色々動いていましたが、老人のコミュニティって怖い…。
あの歳になってもあからさまなイジメがあるとは…。
靴の事とか噂話だけでも思い込みが激しいのも辛い所。
アイリーンおばあちゃんを見ていて、可哀想で辛かった。
最後はジミーが自己犠牲で幕を閉じましたが、その際にデイヴィス&メインのエリンが再登場したのは個人的にはポイントでした。
追い詰められたチャックの乱心と最後の火事
チャックは、HHMで揉めて追い出された事により、電気アレルギーが悪化。
家中の壁を破壊し、電気の配線を探して回っていました。
チャックって何歳の設定なんだろう…。
お金も入るし、名誉もあって、それなりの年齢である事を考えたら、もう十分な気がするんだが…。
最後は鬱のような状態になっていましたが…。
なんでも一人でやろうとするキムの交通事故
キムの交通事故の演出は衝撃的でした。
自分も一瞬意識が飛んだんじゃないかと思うくらい唐突に画面が切り替わったのでびっくりしました。
キムは自立した強い女であろうとするがために、イマイチ共感のしづらいキャラクターなっていますね。
基本的に良い人なんですが、全面的に好きになれないというか、癖があるというか…。