6月5日から配信が始まった『13の理由』シーズン4のネタバレ有感想と出演者情報のまとめです。
見終えて感じた事
- シーズン4は、仲間割れと疑心暗鬼が中心
- クレイがメンタルやられてて、妄想オチが頻発
- ブライスとモンゴメリーはめっちゃ出て来るのに、ハンナは全然出てこない
- 「卒業まで生き残れるのか?」という始まりなのに、サムネが卒業式
- 『13の理由』とは?
- 出演者・キャスト情報
- クレイ・ジェンセン役:ディラン・ミネット-Dylan Minnete-
- ジャスティン・フォーリー役:ブランドン・フリン-Brandon Flynn-
- ジェシカ・デイビス役:アリーシャ・ボー-Alisha Boe-
- アレックス・スタンダール役:マイルズ・ハイザー-Miles Heizer-
- トニー・パディーラ役:クリスチャン・ナバロ-Christian Navarro-
- ザック・デンプシー役:ロス・バトラー-Ross Butler-
- タイラー・ダウン役:デヴィン・ドイルド-Devin Druid-
- アニ役:グレース・サイフ-Grace Saif-
- チャーリー役:タイラー・バーンハート-Tyler Barnhardt-
- モンゴメリー・デラクルス役:ティモシー・グラナデロス-Timothy Granaderos-
- ウィンストン役:ディーケン・ブルーマン-Deaken Bluman-
- 管理人感想(ネタバレ有)|第1~5話
- 【※6月11日追記】管理人感想(ネタバレ有)|第6~10話
- 管理人的スコア:60点「ゲイに支配されたリバティ高校」
『13の理由』とは?
基本情報
- Netflixオリジナルコンテンツのドラマ
- シーズン4(最終)が2020年6月5日に配信開始。
出演者・キャスト情報
年齢は2020年6月時点のもの。
クレイ・ジェンセン役:ディラン・ミネット-Dylan Minnete-
出身:アメリカ・インディアナ州エバンズビル
生年月日:1996年12月29日(23歳)
童貞卒業おめでとう。
両親がジャスティンに対してもしっかり家族扱いしていて優しすぎる。
ジャスティン・フォーリー役:ブランドン・フリン-Brandon Flynn-
出身:アメリカ・フロリダ州マイアミ
生年月日:1993年10月11日(26歳)
Brandon Flynn - Wikipedia(英語版)
ジェシカ・デイビス役:アリーシャ・ボー-Alisha Boe-
出身:ノルウェイ・オスロ
生年月日:1997年3月6日(23歳)
アレックス・スタンダール役:マイルズ・ハイザー-Miles Heizer-
出身:アメリカ・ケンタッキー州グリーンビル
生年月日:1994年5月16日(26歳)
トニー・パディーラ役:クリスチャン・ナバロ-Christian Navarro-
出身:アメリカ・ニューヨーク州ブロンクス
生年月日:1991年8月21日(28歳)
保安官に対して「白人の生徒も調べろよ」と発言。
連日ニュースでも話題になっていますが、やはり警察官による人種差別は、子供たちに取っても深く根付いた問題なんですね。
Christian Navarro - Wikipedia(英語版)
ザック・デンプシー役:ロス・バトラー-Ross Butler-
出身:シンガポール
生年月日:1990年5月17日(30歳)
クロエに「私、彼氏が出来たの」と言われていましたが、海外ドラマで久しぶりに登場するキャラって、絶対に「新しい恋人が出来た」報告してくるよね。
5話の最後でクレイに車で事故られていましたが、ザックがクレイ車を傷をつけられるの2度目ですよね。笑
タイラー・ダウン役:デヴィン・ドイルド-Devin Druid-
出身:アメリカ・バージニア州チェスターフィールド
生年月日:1998年1月27日(22歳)
陰キャラの星だと思ってたのに、普通に格好良くない?
アニ役:グレース・サイフ-Grace Saif-
出身:イギリス
生年月日:1995年10月7日(24歳)
チャーリー役:タイラー・バーンハート-Tyler Barnhardt-
出身:アメリカ・ノースカロライナ州
生年月日:1993年1月13日(27歳)
モンゴメリー・デラクルス役:ティモシー・グラナデロス-Timothy Granaderos-
出身:アメリカ・ミシガン州
生年月日:1986年9月9日(33歳)
Timothy Granaderos - Wikipedia
ウィンストン役:ディーケン・ブルーマン-Deaken Bluman-
出身:アメリカ
生年月日:1996年1月2日(24歳)
管理人感想(ネタバレ有)|第1~5話
クレイたちは無事卒業できるのか?というテーマはネタバレしてる
本編の中で「卒業まで生きられない子がいる」「生き残れるのか」っていう不穏な語りが出てきますが、ネットフリックスのトップページのサムネイルで、クレイが卒業式の帽子を被っているんですよね…。
最終的にクレイは、警察に逮捕される事なく、無事リバティ高校を卒業するという結末になるんでしょうね。
クレイは卒業するとして、他に脱落者が出て来るのかどうかが気になっています。
もともとハンナに対するイジメがテーマになっていた作品なので、人を殺しておいてこのまま全員捕まらないなんてオチにはならない気がします。
個人的には、アレックスあたりがブライス殺害の罪を償う事になると予想。
クレイの妄想が不意打ち過ぎて最初は焦るけど、だんだん慣れて来る
今シーズンは、主人公のクレイがメンタルを病んでいるため、現実ではないクレイの被害妄想のシーンが多々出てきます。
始めの「モンゴメリーが実は生きていた」という展開には思わず「え!?!?」と困惑しましたが、だんだん「はいはい。妄想始まりました」と慣れてきました。
今回のクレイは、おかしくなってしまって、被害妄想で周りを疑ってばっかりだったり、持っていたら自らの首を絞める事になるのに赤のスプレー缶を拾っちゃったりと暴走気味。
運動部のやつらから匿名で来ていた、脅しの電話にも従ってしまうのは残念な展開でした。
電話に出たところで、永遠に脅迫され続けるだけなのに、つまらない指示に従ってしまうのは、観ていて面白くないししんどい展開でした。
最初は電話自体もクレイの被害妄想かと思いましたが、アニにも電話の着信が聴こえてので現実だと理解。
確かにウィンストンが犯人かと思いましたが、アメフト部が集団で行動してたんですね。
あと、妄想のシーンでブライスもモンティーもめっちゃ出て来るのに、ハンナは一切登場してくれないんですね…。
ハンナが中心となって物語が展開していたドラマなのに、最終シーズンでも出てこないのは悲しいです。
ウィンストンのゲイパワーがすごい
ウィンストンに関わった人間がことごとくゲイに目覚めていく…。
モンティ―も前シーズンでゲイ化したし、アレックスも今回ゲイ化して、ザックに迫るし…。
ウィンストンが及ぼすゲイの影響力が凄い。
「疑心暗鬼」と「仲間割れ」が今シーズンのテーマ?
今回、秘密を抱えているメンバーの疑心暗鬼がすごいですねー。
最終シーズンにして、まだ一丸とならずに内輪で揉めるとは…。
クレイは、もうおかしくなって手当たり次第疑っているし、彼自身も色々意識が飛んでいる時がある…。
二重人格で、落書きも自分でやったというオチなのだろうか。
タイラーも、アレックスの父親と一緒にコソコソ何かをしている様子。
ザックも非協力的で信用できなくなってきた感じなんですが、これはクレイが疑心暗鬼になり過ぎているだけ?
ジェシカはディエゴを利用すると口では言ってるけど、本当に好きっぽい感じですもんね。
大学の案内人に噛みついたり結構面倒くさい感じ。
アニもクレイに愛想を尽かしてどこかに行ってしまいましたが、まさかこのままフェードアウトって事はないですよね!?
キャンプ編は神回だった
第4話「卒業前のキャンプ旅行」は、いつもとテイストが違ってめっちゃ面白かったです。
まず、疑問だったのはクレイのお母さんついて来たのはなんで??笑
学校行事に母親が来るとか地獄やん・・・。
ついてくるどころかめちゃくちゃイベント仕切って、司会までしてるし…。
母親に学校でのノリとか些細な人間関係を見られるなんて最悪ですよね。
ジャスティンが呻き声と共に気が付いていたら消えていたのには、めちゃくちゃビビりました。
ジェシカが木に手を突っ込んだら、蛆虫まみれになったのもキモかった…。
アレックスがめっちゃ吐いてて笑いましたけど。
全体的にホラー映画っぽい感じでしたね。
クレイが穴の中に落とされたのは、普通に死ぬレベル!!
アメリカの高校生のイジメ、過激すぎて怖いわ…。
結局、気が付けば縛られていたテープも解けて、宝も見つけて…となっていましたが、どういう事だったんでしょう。
私としては二重人格説を推したいんですが、自分でテープを解くのは無理そうだし、誰かが助けてくれているのだろうか。
SFミステリーっぽくなってきました。
それにしてもキャンプに戻ってきた時に法螺貝を吹きながら登場するっていう謎アピールね。
そもそも母親たちが全く心配していないのも不思議でした。
クレイたちが襲われたのは結局ディエゴが悪いのに、「俺たちじゃない!」で一旦誤魔化されていてたみんな甘すぎる。
「飲み物と出会う」イベントで祝・童貞卒業
イベント会場を手配したパンクとオタクの融合したグループ…笑
キャラクターが渋滞してました。笑
でも、劇中で語られていた通り、人には色んな一面があるのに、パンクだとかオタクだとか決めつける事自体がナンセンスな時代になって来てるんですよね。
クレイが保安官の娘と仲良くなって急に脱童貞しました。
クレイ、あんなキャラなのに脱いだらムキムキなの笑うわ。笑
アメリカのドラマに出て来るホームパーティーの文化って本当凄いですよね。
人の家のベッドで勝手にって…使う方も使われる方も嫌だろうよ…。
クレイはかなり早漏のようでした。
「君は満足できた?」じゃないでしょうよ!
【※6月11日追記】管理人感想(ネタバレ有)|第6~10話
やりたい事の詰め込み過ぎ?銃乱射、二重人格、ドラッグ、プロムetc...
全話視聴を終えて一番感じた事…。
やりたい事詰め込み過ぎじゃないか!?
バレンタイン、キャンプ、プロム、銃乱射、大学の面接、ドラッグ再発、SF、二重人格、エイズ、学校へのデモなど、とにかく毎回要素の詰め込みが激しかった。
どれも最終学年の学校イベントとして描かずには通れないイベントなんだろうが、大本筋である「ブライスの死の真相を如何にし誤魔化すか」という事については、おまけ程度までに縮小してしまっていたような…。
特にプロムを無事開催させるべく動いていた話なんて、ブライス殺害がバレそうなのに、プロムを開催したいから大人に真相の一部を話して協力してもらう…みたいな展開で、違和感を感じざるを得ませんでした。
もっと心配する事あるでしょうよ。
そしてプロムには相変わらず、クレイのお母さん来るのね…。
独りでいる所を見られるのも辛いし、母親と踊るのもかなりきつくないか…?
それをいじったり馬鹿にしない周りの人間含めて、優しい世界過ぎる。
お母さんは本当に最後まで優しかったので、もしかしたらこのドラマのヒロインだったのかもしれない。
また、保安官が学校に常駐する事に対しての反対デモにはガッカリ。
あれだけハンナの死を乗り越えて、性暴力に反対して、ブライスの死で暴力的な行動を悔いているはずなのに、結局暴力的なデモをもってしか抗議できなかったクレイたちは残念でした。
リバティ高校がゲイに超寛容な学校へと変貌
シーズン1で、ハンナがコートニーとキスをした写真が広まった際、レズビアン扱いされて苦しみましたが、いつの間にかリバティ高校はゲイにめちゃくちゃ寛容な学校に進化を遂げていました。
LGBTを当たり前として受け入れる文化は素晴らしいと思うんですが、物語があまりにもゲイに支配され過ぎていた…。
以前も書きましたが、ウィンストンから始まって、モンティー、アレックス、チャーリーがゲイになった。
新しく来た学長もゲイ。
クレイとアニは破局、ジャスティンとジェシカは死別、ザックも振られるというストレートのカップルはタイラーとモンティーの妹以外全滅する中で、ゲイのアレックスとチャーリー、トニーとコーチだけが幸せな結末。
チャーリーがアレックスをプロムに誘うシーンは、『13の理由』全シーズン通しても数少ない微笑ましいシーンで素敵でしたが、二人とも大々的にゲイである事をオープンにしており、他の生徒たちもチャーリーに協力してくれています。
プロムの「キング&キング」もそうですが、急に全校生徒がゲイを応援し始めたのが不思議仕方ありませんでした。
ただ、プロムで踊るアレックスの幸せそうな笑顔の破壊力はめっちゃ尊かったです。
そして何よりも衝撃なのが、アレックスがゲイになったから、ウィンストンがブライス殺害の真相を暴露するのをやめたという事実。
言い方悪いですが、物語の主軸までがゲイ要素に支配されてしまったというオチは衝撃でした。
ジャスティンの死は不意打ちだった
クレイの言う「高校生活で生き残れるか?」というテーマに、まさか「病気で死ぬ」事が入ってくるとは思いませんでした。
確かに、偶然かかった病気は無く、ジャスティンの壊滅的だった環境が原因で感染した病気だったなので、なるほどなと…。
プロムで、ジャスティンが現れた瞬間、人が避けてジェシカとの間に道が…のシーンにはなんでやねんと思いましたが、その後倒れてしまうとは。
ジェシカは女性の権利の話に敏感になり過ぎて、すっかり面倒くさいキャラになってしまいました。
病院の待合室のシーンで、クッパの甲羅みたいな鞄を背負った黒人がめっちゃ気になるわ!!
あと、葬式の時もそうだったけど、アメフト部ってあの服しか持ってないのか?
最後の最後でハンナが登場!!!するも…
最後の最後にハンナが登場しましたね!!
めっちゃテンション上がりました。ありがとう!!!
焦らしたな~と思っていたら、まさか初登場のキャラに声をかけられて消えてしまうとは。
なんなの!?誰だよ、ハイディって。
シーズン4で終わりで、大学編がある訳でもないのに。
っていうか、他の学校の生徒が卒業式に紛れ込んでるってなんなんだよ。
最後に、妄想の中であってもクレイとハンナが会話している様子を観たかった…。
クレイは結局、うつ病を患ったままのようですが、大学生活を送る中で少しづつ回復していくんでしょうか。
元々、酷い事をする運動部に対して真面目に怒っている人間で、タイラーのように暴走する人間に対しての理解者だったのに、気が付けば警察署で騒ぎを起こすような手に負えない問題児になってしまいました。
カウンセリングの先生はよく忍耐強く頑張ったわ…。
物語の最後は、トニーと車で新居に向かうシーンで終わりましたが、結構長めに尺が取られていました。
「これから先の人生も長いし、色んな楽しい事もあるよ」的な表現だと解釈したんですが、みんなの大学生活を特別編とかでやって欲しいなぁ…。
管理人的スコア:60点「ゲイに支配されたリバティ高校」
ストーリー・設定 :★★★☆☆
色んな要素ごちゃ混ぜでも、最終シーズンなので愛を持って観ていられるからまぁ良いかなと。
キャラクター・演技:★★★☆☆
あまりにもゲイの割合が高すぎたのは少々残念。
クレイの暴走も…。
演出 :★★☆☆☆
妄想オチが頻繁過ぎて、うんざりでした。
映像美 :★★★★☆
色んなイベントをぶち込んだだけにどの場面も派手でキレイでした。
以上、『13の理由』シーズン4視聴後の感想でした。
シーズン1~3まで、めちゃくちゃ好きだったので、シーズン4の出来には少し残念な気持ちもありますが…。
無事完結してくれたので良かったです。