今回紹介するのは、2018年に公開された映画「ブロッカーズ(原題:Blockers)」です。
本作の特徴はこちら
- 日本では劇場未公開の作品
- プロムで盛り上がるアメリカの高校生たちを、親視点から見た作品
- 大人が主役の、中年ドタバタコメディ
- ノリに軽快さが足りず、いまいち笑えない
『ブロッカーズ』とは?
基本情報・評価
・2018年に公開されたアメリカ制作のコメディ映画。
・日本では劇場未公開の作品。
出演者・キャスト情報
年齢は2020年6月時点のもの。
ジュリー・デッカー役:キャスリン・ニュートン-Kathryn Newton-
出身:アメリカ・フロリダ州オーランド
生年月日:1997年2月8日(23歳)
カイラ役:ジェラルディン・ヴィスワナサン-Geraldine Viswanathan-
出身:オーストラリア
生年月日:1995年6月20日(24歳)
Geraldine Viswanathan - Wikipedia
サム役:ギデオン・アドロン-Gideon Adlon-
出身:アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス
生年月日:1997年3月30日(23歳)
リサ・デッカー役:レスリー・マン-Leslie Mann-
出身:アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ
生年月日:1972年3月26日(48歳)
ハンター役:アイク・バリンホルツ-Ike Barinholtz-
出身:アメリカ・イリノイ州シカゴ
生年月日:1977年2月18日(43歳)
ミッチェル役:ジョン・シナ-John Cena-
出身:アメリカ・マサチューセッツ州
生年月日:1977年4月23日(43歳)
オースティン役:グラハム・フィリップス-Graham Phillips-
出身:アメリカ・カリフォルニア州
生年月日:1993年4月14日(27歳)
コナー役:マイルズ・ロビンス-Miles Robbins-
出身:アメリカ・ニューヨーク州
生年月日:1992年5月4日(28歳)
チャド役:ジミー・ベリンガー-Jimmy Bellinger-
出身:アメリカ・オハイオ州
生年月日:1990年7月24日(29歳)
管理人的スコア:45点「大人が主役でノリに勢いが欠ける作品」
ストーリー・設定 :★★☆☆☆
プロムで盛り上がるアメリカの高校生たちを、親視点から見た作品です。
子供視点の作品は多いですが、親からの視点で描いた作品はあまり無いので観ていて新鮮でした。
よくドラマに出て来る、子供だけの派手なホームパーティや、未成年の飲酒・ドラッグなどのお約束の出来事に対して、大人たちが必死に止めようと画策する姿が笑えます。
子供のメールの絵文字を真剣に分析したり、電動歯ブラシをバイブだと勘違いさせるような演出があったりと、大人たちが子供に対して、勝手に想像を悪い方へ膨らませていく様子が楽しい作品でした。
ただ、結末はどうあれ、娘が彼氏と過ごしているホテルの一室へ直接乗り込んでいく親ってどうなんだろうか…。
娘からしたら、大切な日を親にぶち壊された記憶として一生心に残る気がするが…。
作品の本筋として肯定されている部分が、私にはどうも受け入れきれませんでした。
キャラクター・演技:★★★☆☆
娘3人、親3人を別々のシーンで全部描き切るには、ちょっと時間が足りなかった印象。
娘3人の中でもそ、れぞれの彼氏と別行動していましたしね。
誰が夫婦で、誰が親子で、誰がカップルで、と認識するだけでも大変でした。
親側3人のそれぞれのキャラクター性は狙っていたのは分かるんですが、短い時間の中ではもっと行き過ぎる位でも良かったのかも。
2時間弱の映画ではなく、ドラマシリーズだったらそれぞれの良さがもっと出たのかもしれません。
演出 :★★☆☆☆
コメディ作品としては、イマイチ笑えないというのが正直なところ。
プロムという題材に対して、大人が主役なので何をするのに勢いが足りず、笑いに繋がらない印象を受けました。
もっと軽快なノリが観たかったんですが、変に大人な分、あまりはしゃがない様子が 、軽快さを失わせていました。
もっとおバカ路線に舵を切った方が良かったと思います。
ただ、夫婦の目隠しプレイの場面で、ホラー映画みたいな演出になってたのは思わず笑いました。
その後の入れ替わりプレイや、いく瞬間に目が合ってた場面など、あの夫婦に関わるシーンは中年のドタバタコメディ感が強くて過ぎです。
あと、何故あんなにガラドリエルとかピピンとか、ロードオブザリング推しだったんだろう…。笑
映像美 :★★☆☆☆
こんなにハッキリとキンタマを映す映画ってなかなか無いですよね。笑
それも特に必要ないシーンで…。笑
それはさておき、映像もイマイチ盛り上がりに欠ける感じでした。
ホテルの一室で、お母さんが娘から隠れるシーンにしても、謎に感電したり、四つん這いで逃げ回ったりと面白いはずなのに、何故かそんなに笑えなかったんですよねー。
ゲロの連鎖シーンにしても、「面白い」より「汚い」の方が勝ってしまったのが残念なところ。