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色々ツッコミながら観てます。観るべき作品は多く、人生はあまりに短い。忙しくて時間の取れない大人達へ!

スコア70点『ヴェノム』ネタバレ感想・レビュー「見た目に反してピュアなヴェノムが良い!」

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引用:https://www.netflix.com/

今回紹介するのは、2018年に公開された映画『ヴェノム』です。

本作の特徴はこちら

  1. 主人公のトム・ハーディの憔悴した演技が魅力的
  2. ヴェノムは悪役に見えるけど、実は結構可愛いやつ。
  3. ヴェノムのドロドロとした体を活かしたアクションが格好いい!
  4. 2021年公開の続編では、MCU版スパイダーマンが登場するとの噂

 

『ヴェノム』とは?

基本情報・評価

2018年に公開されたアメリカのSF映画。

スパイダーマンのヴィランとして有名なヴェノムを主人公にした作品。

MCUと共通の世界だと設定されているが、本作の時点では特に描写無し。

監督:ルーベン・フライシャー

評価:IMDb ★6.7/10

出演者・キャスト情報

年齢は2020年8月時点のもの。

エディ・ブロック役:トム・ハーディ

出身:イギリス

生年月日:1977年9月15日(42歳)

トム・ハーディ - Wikipedia

アン・ウェイング役:ミシェル・ウィリアムズ

出身:アメリカ・モンタナ州

生年月日:1980年9月9日(39歳)

ミシェル・ウィリアムズ (女優) - Wikipedia

ドレイク役:リズ・アーメッド

出身:イギリス

生年月日:1982年12月1日(37歳)

リズ・アーメッド - Wikipedia

ダン役:リード・スコット

出身:アメリカ・ニューヨーク州アルバニー

生年月日:1977年11月19日(42歳)

Reid Scott (actor) - Wikipedia

ドーラ・スカ―ス役:ジェニー・スレイト

出身:アメリカ・マサチューセッツ州ミルトン

生年月日:1982年3月25日(38歳)

ジェニー・スレイト - Wikipedia

 

管理人的スコア:70点「見た目に反してピュアなヴェノムが良い!」

ストーリー・設定 :★★★☆☆

キャラクター・演技:★★★★☆

演出        :★★★☆☆

映像美       :★★★★☆

ヴェノムのイメージが変わった 。愛すべき可愛いキャラクターに。

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「ヴェノム」と言われて何を思い浮かべるか。

サム・ライミ版『スパイダーマン3』で登場した、ヴェノム。

ゲーム『MARVEL vs CAPCOM』で、漠然とスパイダーマンのライバル的な存在だと思っていた禍々しいヴェノム。

いずれにせよ、悪役としてのイメージが強く、それをどう主人公に置いた作品が作られるのか気になっていました。

まさか、こんなに可愛いキャラクターに仕上がっているのとは…!

 

見た目こそ、ドロドロネバネバしているヴェノムですが、めちゃくちゃお人好しでした。

何があった訳でもなくエディの事を気に入り、何度も命を助けてくれたり、恋愛のアドバイスまでくれたり…と、見た目に反する良いキャラ。

乱暴だけど、ピュアな心の持ち主です。

食べて良い人間と悪い人間の判断をエディに委ねたり、身を挺してエディの事を守ったり…。

(人を食べる事はそもそも止めないのね…)

 

話を聞くと、地球に来る前は「負け犬だった」というようなことを言っていましたが、どんな過去があったんでしょうね。

彼らは、あのタールっぽい見た目のまま争っていたのだろうか。

そもそもシンビオートである彼らの強い弱いってなんなんだろう。

ライオットの方が、金属や刃物っぽい変形ができていました。

ヴェノム単体のアクションシーンは良かったんですが、ライオットとのバトルとなると、見た目が似すぎていて小さいスマホ画面だとなかなか区別がつき辛かった…。

夜のシーンでしたしね。

ヴェノムのタール状の身体を活かした、カーチェイスやビルでの戦闘は良かったと思いますが、何されても無敵過ぎて危機感が無かったのは残念かも。

ヴェノムを受け入れるまでの時間が長い。ヒーロー誕生までの物語は飽和…

「ヒーローが、何をもってヒーローとして戦う事を決意するのか」って重要な要素だと思います。

時間をかけて描くのは、物語として大切です。

ただ、『ヴェノム』を観る人って、同じMARVELのシリーズをずっと観てきた人が多いと思うんですよね。

個人的には、「戦う決意をするまで」のシーンを何度も見過ぎて、ちょっとお腹いっぱい感があります。

前半でサクッと終わらせて、思う存分戦う場面が観たい。

前半:困惑、後半:受け入れて活躍。

ではなく、

前半:受け入れる、後半:その能力を更に発展させて活躍。

という展開が観たいんです。

その点において、本作はエディがヴェノムを受け入れるまでの半ヴェノム状態が少し長かったのが残念でした。

(シリーズ化を目論んだ1作目なので、仕方ないとも思いますが)

『スパイダーマン』がリブートする度に、ベンおじさんが殺されるシーンを見せられる恐怖と戦っていた時、MCU版がすっ飛ばしてくれて、拍手を送りたい気分でした。

エディが戦う動機も、残念ながらイマイチでした。

トム・ハーディの憔悴演技が良い!キャラが魅力

主人公エディ役のトム・ハーディの演技が良かったですね。

相手が声だけの一人芝居でしたが、憔悴しきった感じとか、高周波数を出されて苦しんでいる様子とか、流石でした。

周りのキャラクターの、アンや医者のダンも、すんなりトムの話を受け入れて協力してくれる良いキャラでした。

ここで、「何言ってんの?正気か?」みたいなくだりがあったら、展開が遅くて観るのがしんどかったと思います。

ライフ財団の研究者だったドーラ・スカ―スは、結果としてシンビオートを一体道連れにして死んでいたと思いますが、何をしたんだろうか。

敵キャラであるドレイクにあまり魅力を感じなかったのが少し残念でした。

続編のヴィランであろう、カーネイジがラストに登場しましたので、次作に期待です。

 

以上。

色々書きましたが、総合的には面白く観られました!

エディとヴェノムの仲良し掛け合いや協力プレイを、次作では観たいです。