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色々ツッコミながら観てます。観るべき作品は多く、人生はあまりに短い。忙しくて時間の取れない大人達へ!

『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』出演者・キャスト情報/ネタバレ感想レビュー|全てを疑わざるを得ないハラハラのサイコスリラー!【Netflix】

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引用:https://www.netflix.com/

2021年5月14日に公開された『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』を観ました。

主人公が精神的に問題を抱えている作品って、何が本当に現実で起きているのか、はたまた思い込みなだけであって、現実では何も起きていないのか。

騙されないように毎回必死になって観るんですけど、制作側も当然そんな視聴者の心理は理解してますよね。

思うように手玉に取られた気がしました。猫可愛かったです。

それでは、いきましょう!

 

『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』とは?

・2021年5月14日公開。

・原作はA・J・フィンの同名の小説。

 

・フォックス2000ピクチャーズにより制作され劇場公開を2020年劇場公開予定だったが、コロナウィルス感染拡大の影響を受けNetflixにて公開された。

IMDb:★5.8/10(5月16日時点)

・あらすじ(Netflix公式より)

自宅の窓から目撃した衝撃の光景。向かいの家で起きた残虐な犯罪。真実を追えば追うほど、彼女の日常は崩壊へと向かってゆく。

 

www.youtube.com

 

 

出演者・キャスト情報

※年齢は公開日(2021年5月14日)時点のもの

アナ・フォックス役:エイミー・アダムス

Amy Adams

 

 
 
 
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出身:イタリア/アメリカ・コロラド州

生年月日:1974年8月20日(46歳)

エイミー・アダムス - Wikipedia

『マン・オブ・スティール』では、スーパーマンの恋人役ロイス・レインですね。 

アリステア・ラッセル役:ゲイリー・オールドマン

Gary Oldman

 

 
 
 
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生年月日:1958年3月21日(63歳)

出身:イギリス・ロンドン

ゲイリー・オールドマン - Wikipedia

ハリポタのシリウスおじさんの印象がずっと強いんだけど年取ったなぁ…。

イーサン・ラッセル役:フレッド・ヘッチンジャー

Fred Hechinger

出身:アメリカ

生年月日:1996年6月18日(24歳)

※SNSアカウント見つからず

Fred Hechinger - Wikipedia

エド・フォックス役:アンソニー・マッキー

Anthony Mackie

 
 
 
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出身:アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ

生年月日: 1978年9月23日(42歳)

アンソニー・マッキー - Wikipedia

暗くてほとんど顔も映らない、まさかのちょい役

MARVEL関係者が出て来ると本編そっちのけで反応してしまう人も多いのでは…?

 

デヴィッド・ウィンター役:ワイアット・ラッセル

Wyatt Russell

 
 
 
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出身:アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス

生年月日: 1986年7月10日(34歳)

ワイアット・ラッセル - Wikipedia

こちらもまさかのMARVEL俳優から。

アンソニー・マッキーと同じ画面に映る事はなかったですが。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の時と印象が違って気付かなかった。

 

リトル刑事役・ブライアン・タイリー・ヘンリー

Brian Tyree Henry

 
 
 
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出身:アメリカ・ノースカロライナ州

生年月日:1982年3月31日(39歳)

ブライアン・タイリー・ヘンリー - Wikipedia

ずっと良い人でした。

彼もまたMARVEL作品『エターナルズ』に出演するんですね。

 

※ネタバレ注意

 

ケイティ役:ジュリアン・ムーア

Julianne Moore

 
 
 
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出身:アメリカ・ノースカロライナ州

生年月日:1960年12月3日(60歳)

ジュリアン・ムーア - Wikipedia

大物女優過ぎて、出てきた段階で何かあるな、って勘繰ってしまう存在。

案の定、色々ありました。

 

ジェーン・ラッセル役:ジェニファー・ジェイソン・リー

Jennifer Jason Leigh

出身:アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス

生年月日: 1962年2月5日(59歳)

ジェニファー・ジェイソン・リー - Wikipedia

 

 

管理人感想:全てを疑わざるを得ないハラハラのサイコスリラー!

「主人公が精神的に問題を抱えている」が作り出す前提条件

「主人公が精神的な疾患を抱えている」という事は、映画の中で「描かれている事が全て現実世界で起きている事とは限らない」というものだと認識しています。

 

冒頭から、

アナの家族って本当に存在するんだろうか?

児童セラピストが職業ってただの思い込みでは??

デヴィッドって実在してるの???

と、色んな疑問が湧いてきます。

だからこそ、デヴィッドの初登場シーンで、まんまと手玉に取られました。

あえてデヴィッドの姿を隠したまま、アナに喋らせ、「ほらね?やっぱり実在しないかも」と思わせておいてから、普通に登場させるっていうね…。やられました。

疑心暗鬼になり過ぎた自分を諫められた気が。

 

そこから、ケイティが殺される場面を見せて現実だと思わせた上で、本物のジェーンを登場させて、またアナの幻覚だと思わせるようにしたりと、緩急をつけて「アナが正しい」⇔「アナがおかしい」を往復させられました。

ロッキングチェアーで揺られながら、ドアの隙間にケイティが現れたり消えたりするのが粋な演出です。

ただアナの頭がおかしいのか?周りがアナを丸め込もうとしている陰謀系なのか?象徴的なシーンでした。

 

案の定、アナの家族はすでに死んでいて、毎日の電話はアナの妄想だったわけですが、刑事の唐突な

 

「先生の家族は死んでいます」

 

発現にはゾッとしました。シンプルな発言の破壊力…。

進撃の巨人でライナーが正体をばらした時くらい、さらっとしていました。

 

アナが自宅でずっと見ている白黒映画は、家族を失った事で色褪せてしまったアナの世界観と、止まってしまった時間の象徴というところでしょうか。

 

アメリカのキッズは何故生卵を投げるのか?

これ、永遠の疑問なんですけど、勿体なくない??

食べ物に対する捉え方とか文化が、日本とは違う、ということなんでしょうけど。

本作では、アナの家に向かって子供たちが生卵を投げまくっていました。

ハロウィンのお菓子を用意しなかっただけで、あそこまでやられるんですね…。

さすが本場。

 

生卵を攻撃の手段として使うのは、相手に不快感を与える上で非常に有効だとは思うんですけど、それを入手するのも持ち歩くにしても不便過ぎないか?と毎回疑問に思います。

ハロウィンでお菓子をもらい歩く子供たち=小学生くらいの歳頃でしょうから、自分で店頭で卵を買う事はないと思います。

きっと家の冷蔵庫から持ち出したのでしょう。

仮装して、お菓子を入れる袋を持ち、さらに何かに生卵を詰めて割れないように持ち歩くって結構手間じゃない??

持ち歩いている最中に割れればダメージを受けるのは自分だし、持ち歩けて数個だと思うので、使うタイミングも難しいよねーー。

色んなリスクや手間を受け入れてまで、相手を攻撃しようとする姿勢、逆に尊敬します。

 

ケイティはヤバい女なのか?

アナと楽しく会話するケイティは一見良い人に見え、反対に本物のジェーンは「ジェーンに成りすましているかもしれない怪しい存在」として描かれていましたが、実はケイティの方がめちゃくちゃヤバい女なのでは??

 

・妊娠8か月で家出、2年子育てした後、刑務所で服役

・ラッセル家からお金を受け取っていた

・デヴィッドと寝た(イーサン談)年齢差、倍くらいあるよ

・そもそもラッセル家の周りをうろついており、普通に家の中に入っていった

 

助けてようとしてた存在としては結構なヤバさです。

持っているイーサンの写真が、赤ちゃんの時の物の時点で怪しさはありましたが…。

結局、どういう人物だったのかは明らかにされませんでしたが、なかなかの曲者でした。

あと、絵を描くのめっちゃ早い。

 

イーサンの「今週はずっといたよ」の破壊力

まさかの真犯人だったイーサン。

ノーマークで疑いもしませんでした。

あんなに怯えて良い子そうだったイーサンの豹変ぶりに驚かされました。

どうやって入ったの?⇒あなたは鍵の管理をしない、は雑過ぎて笑いましたが。

 

寝顔の写真を撮って送ってくるあたりも変態度高めです。

写真重すぎてダウンロードめっちゃ遅かった…。

それにしても、本文じゃなくてアドレスに「わたしはだれだ」って入れるの新しい。

 

熊手でアナの顔を攻撃するシーンも衝撃でした。

あんなので顔刺されても、動けるものなのかね!?

アリステアがイーサンを殴るシーンも、アナがワインボトルでイーサンを殴打するシーンも、「唐突に」「全力で」「顔面狙い一択」なのが、本作のアクションの共通項。

屋上で溺れ死ねるくらい排水が悪いのも衝撃でした。

 

 

その他もろもろ感想

・刑事さんがずっと良い人だった。「あなたは正しかった」発言は唯一の救い。

・他人の寝室で、イヤリングを発見したとアナが報告した時の周りの表情は数少ない笑えるポイント

・アナもまた、どうしようもない存在。浮気で別居の原因を作った上、自分のハンドルミスで家族を死なせている。

・猫アレルギーって、イーサンが正体を露わにする一瞬前の伏線だったのね。認識するより前に顔が出てた…

・アナの顔の傷、綺麗に消えすぎじゃないか?

・ラストシーン、「ズービン引越社」ってわざわざ社名の字幕入れるから、まだ何かあるのかと思った