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色々ツッコミながら観てます。観るべき作品は多く、人生はあまりに短い。忙しくて時間の取れない大人達へ!

【Netflix】『サマーキャンプ』ネタバレ感想・レビュー|「キリスト教の価値観に基づいた、悪者がいないミュージカル」

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引用:https://www.netflix.com/

Netflixオリジナルコンテンツの映画、『サマーキャンプ』を視聴しました。

『ハイスクールミュージカル』を観て育った人間としては、「学生が主人公」+「ミュージカル」って、それだけでワクワクさせられてしまう…!

こんな学生時代を過ごしたかったっていう憧れ(コンプレックス?)なんでしょうか。

学生時代は『スターウォーズ』とか『ハリーポッター』とか、現実からかけ離れた物語ばかり観ていたのに、大人になってしまった今は、こういうアメリカの学園系の作品に心を動かされてばかり。

「学生」という存在が、自分の現実からかけ離れていったということなんだろうな…。

それでは、いってみましょう。

 

 『サマーキャンプ』とは?

・2021年3月26日公開のNetflix制作の映画

・原題:『A Week Away』

IMDb:★5.7/10(5月14日時点)

・あらすじ(Netflix公式より)

思い切ってサマーキャンプに参加した不良少年が、思いがけず恋と友情、そして自分の居場所を見つけてゆく。観るだけで前向きな気持ちになるミュージカル映画。

 

出演者・キャスト情報

年齢は2021年5月14日時点のもの。

ウィル・ホーキンス役:ケビン・クイン

Kevin Quinn 

 
 
 
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出身:アメリカ・イリノイ州シカゴ

生年月日:1997年5月21日(23歳)

Kevin Quinn (actor) - Wikipedia

 

エイヴリー役:ベイリー・マディソン

Bailee Madison

 
 
 
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出身:アメリカ・フロリダ州フォートローダーデール

生年月日:1999年10月15日(21歳)

ベイリー・マディソン - Wikipedia

 

ジョージ役:ジャーブリル・クック

jahbril cook

 
 
 
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出身:アメリカ・アラスカ州ジュノ―

生年月日:1998年8月7日(23歳)

 

プレスリー役:キャット・コナー・スターリング

Kat Conner Sterling

 
 
 
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出身:アメリカ・テネシー州メンフィス

生年月日:1996年9月4日(25歳)

 

ショーン役:イアン・タッカー

Iain Tucker

 
 
 
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出身:アメリカ・テネシー州

生年月日:1999年9月18日(22歳)

 

 

管理人感想:キリスト教の価値観に基づいた、悪者がいないミュージカル

学園モノの定番と言えば、主人公がいて親友がいて、ヒロインに出会う。

そして体育会系のいじめっ子、嫌な奴が出て来るのが定番ですが…。

この作品に登場する人物は主人公を除いて、熱心にキリスト教を信仰しており、悪いキャラというのが登場しないのが印象的でした。

このサマーキャンプ自体も宗教色を持った集まりのため、曲の中にも「聖書」とか「神の愛」とか「信仰心」という歌詞がバリバリ出てきます。

物語に登場する若者は、どちらかというと「神なんて…!」みたいなスタンスの作品が多い気がするのでなんか新鮮。

つまり、パトカーを盗んで警察に捕まった主人公ウィルが、登場人物の中で唯一の悪者になる訳です。

神を信仰する”良い人達”の中で、犯罪歴のあるウィルが、ヒロイン・エイヴリーに自らの過去を打ち明けられずに悩み、物語が進行していきますが…。

 

これ、キリスト教のお話だからなんとなく見てられるけど、もし他の宗教だったら怖くて見てられないよね。

っていうのが第一印象。

歪んだ見方をすると、勧誘のビデオとかでありそうだな、って。

作品自体は、サマーキャンプの様子が楽しく描かれていて、歌って踊ってワクワクする演出なんですけどね。

 所々に顔を出す「神」というワード。

どこまでも「神」がついて回るのが残念でした。

お互いに神を熱心に信じている人たちの集まりであって、だから神を称える歌を歌うし、良い行いを選択するし…と思うと、「どこか自分とは違う世界の人の話なのだな」、と没入する事ができず。

 

大人数で踊る演出は観ていて無条件で楽しいものですが、個人的には印象に残る曲がなかったのも残念。

過去の有名な曲がアレンジされて使われているようなので、これは単純に合う合わないだと思います。

 

ショーンがライバル的なポジションですが、彼もまた悪意のない良いキャラだったのは斬新で好印象でした。

主人公に負けた後に、「しかたないな」「おめでとう、やられたよ」という言葉を出せる潔さが素敵。

 

…宗教的価値観でしょうか?

↑こういう思いがどうしてもついて回るのが作品として勿体ない!