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色々ツッコミながら観てます。観るべき作品は多く、人生はあまりに短い。忙しくて時間の取れない大人達へ!

『マーセナリーズブレイズ 黎明の双竜』Mルート:クリア後レビュー【PS4/Nintendo Switch】

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https://www.rideongames.com/merceblaze/

2020年10月1日発売されたゲーム『マーセナリーズブレイズ 黎明の双竜』のニンテンドースイッチ版をプレイしていました。

小学生の時、スーファミ版『タクティクスオウガ』にドハマりして以来、シミュレーションゲーム大好きです。

(当時は迷うことなくCルートでした。アロセール愛してるぜ)

 

この手のゲームってそんなに数が多くない上、過去作はプレイできるハードが少な過ぎてなかなか手を出せないのが悩み。

獅子戦争とかもスイッチに移植してくれないかなぁ…。

グラフィックに拘らずプレイできるゲームは携帯機でプレイするに限ります。

 

来年発売される予定の『トライアングルストラテジー』もめちゃくちゃ楽しみです。 

www.jp.square-enix.com

体験版もあるので是非↓(めちゃめちゃ面白かった)

Project TRIANGLE STRATEGY™ Debut Demo ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

 

話は戻りまして『マーセナリーズブレイズ』。

分岐は勿論、将軍のお誘いは「お断りさせていただきます」。 

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初見プレイだと大体こっちのルートに流れる人が多いんじゃないだろうか。

一緒に戦ってきた仲間は見捨てられねえよ…。

 

 

キャラ別の評価・感想

レスター:目元の陰キャラ感だけ変えて欲しかった

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言わずもがな主人公。

一枚絵が目元暗すぎて、陰キャラ感出てるの途中で変えて欲しかった…。

打たれ強く、攻撃力も高いため、アルヴァと物理攻撃の2トップで運用。

「聖馬のあぶみ」とか良いアイテム手に入ったら、主人公だから優先的に装備させたくなっちゃうわ…。

右側ソードマンからの分岐、特別職のバトルマスターのスキル「イグノア」がめっちゃ強かった。

名前の通り、相手の物理体制をイグノア(無視)する訳ですからね。(実際は違うけど)

疾風剣で遠距離攻撃や、鉄壁・アクセラレートなど自己強化も多く、使い勝手の良いキャラでした。

アルヴァ:めっちゃ裏切りそうな顔してる

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ニヒルな笑みを見た初登場の瞬間、裏切りを予感

移民という立場を知った時に、裏切りは確信に変わりました。

疑ってごめんなさい…。

「敵のナイフ使い」って顔してるからさ…。

 

実際は攻撃力が1番高くめちゃくちゃお世話になりました。

ウォーロードで習得できる「フルストライク」めっちゃ強くない?

一人だけ攻撃力が異常でした。

クラス分岐のストライカーは、「毒手拳」の説明読んだ瞬間に放棄。

自分も毒になるって…。

アルヴァにはずっと、大剣担いで最前線で頑張ってもらいました。

MP切れしやすいのが惜しい所。

もう一つのルートだと敵対したりするのだろうか。

ダルトン:愛着の湧かないおっさん

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ひとり、パッとしないおじさんがメンバーに紛れ込んでいる感じ。

序盤こそ回復担当で使っていましたが、キャスリン来たら、聖女様に任せちゃうよねー。

特にメインストーリー以外のバトルは参加人数が6人までに限られるのでなおさら。

ジャッジメントとして物理担当も試してみたけど、微妙でした。

回復担当は直接的を殴る事が少ないから、レベルが上がりづらいのが難点。

後半は、敵のエリア攻撃で回復が追い付かないので、お世話になりました。

コニー:しっかりダメージの稼げる遠距離キャラ

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銃とか絶対火力不足になるんだろうなぁと思っていたが、射程距離・威力ともに申し分ありませんでした。

範囲攻撃があまりないのが勿体ない。

3次職で、デコイやらスパークボムなどアイテム使い的なポジションになったのは想定外でした。

連弩設置は夢があるけど一本道マップが少なく、敵に普通に避けられたり範囲攻撃で破壊されたりするので、上手く運用できず…。

時間制限で破壊されるのもね。

基本はエンジニアのフリーズショットで削って、レスターにバトンタッチしていました。

メリッサ:アイテム回収でお世話になった

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これまた敵キャラ感あふれる魔術師。魔法攻撃のメインアタッカーでした。

戦場に出るなら胸と足は守れ。

ランドスピアの使い勝手が良く、威力も申し分ありませんでした。

宝箱回収において、ゲートトラベルを使わないとアクセスできないポイントも数点あったのでお世話になりました。

ハイウィッチに分岐させてて、精霊召喚とか一度も使わなかったので、2週目は試してみたい。

 

エルバート:SPの使い所が分からない

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遠距離キャラは使いやすいので、なんだかんだパーティ内で常にトップのレベルをキープしてました。

アローレインとか砲撃要請(謎スキル)など範囲攻撃が多いのも嬉しかった。

ただ、状態異常系が多かったのか、SPを振り分けたいと思えるスキルが少なかったのが残念。

状態異常にする前に、殴って殺した方が早い。

ヘイト値の管理とか一回もしてないや…。

キャスリン:合流の遅いヒロイン

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ダルトンとスキルがガッツリ被る回復役。

回復2名体制でギリギリの場面も多かったので、攻撃スキルを伸ばしている余裕ありませんでした。

ストーリー上、特殊な能力持ちのヒロインポジション(むしろ主人公?)ですが、合流は遅かったですね。

パーティとは別で、独自に動いていた印象が強いのであまり仲間感は沸かなかったかも。

キャスリンのリザレクション75%失敗は許せるが、ダルトンは許せない。

鉄仮面の正体知ったらさっさと教えてくれよ…。

ザン:あ、仲間になるんだ…くらいのポジション

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合流が遅かったので、そんなにスキル開放できず、中途半端に終わってしまった…。

ストーリー上は、めちゃくちゃ仕事してくれて、誰よりも優秀なのにね。

 

 

ストーリー感想

ゲームの性質上仕方ないですが、ストーリーにイマイチ深みが無かったのかな、と。

序盤は「どうせ国が悪い事やってるんだろう?」と思いながら、移民狩りやってたので、もう少し先の読めない展開が欲しかった。

サブタイトルの「黎明の双竜」ってどういう意味なんだろうと思ったけど、レスターが「夜明けの青き竜」、アルヴァが「燻り続ける赤き竜」だとホームページに書いてありました。

アルヴァは裏切ると偏見持ち過ぎてて、ダブル主人公的な位置づけだとは気が付かなんだ…。

 

最後の最後で鉄仮面の正体が分かりますが、散々引っ張った割には「ほーん」程度。

最終章内で示した事実に、同じ章でどんでん返しされてもね…。

元々登場キャラが少ないので、誰が出て来ても大してサプライズは無かったんでしょうが。

あと、大臣の変身後の一枚絵だけ、異常にキモすぎる。

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オブライエン将軍と2人の従者、めちゃくちゃ格好良かったんだが、別ルートなら仲間入りして使えるのだろうか。

 

 

システム面の感想

リーダースキル⇒選択だるい

個人的にはメリッサのMPアップの使い勝手が良く、戦闘配置の度にレスターからカーソルをズラしてメリッサを選択するのが面倒でした。

キャラの向く方向まで選べるけど、初手で全員動かすことがほとんどだから、初期配置はある程度適当でもいけるよね、って感じです。

 

ブレイズエクシード⇒使わなかった

攻撃スキルの威力が高く、ゲームバランスが崩れる気がして、ほぼ使いませんでした。

 

自チームが一気に動くターン方式⇒あんまり好きじゃない

1ターンで狙った敵をタコ殴りで殺せちゃうから、あんまり好きじゃないんですよね。

タクティクスオウガ形式の、敵味方入り乱れた素早さ順での行動の方が、緊張感があって好きです。

 

パズルピースって集まらないの?

 1週目クリアするだけじゃパズルピースって、そこまで集まらないんですね?

 

レベル上げ 

 この手のゲームにレベル上げは付き物かと思います。

あと一撃で倒せるのに、魔法キャラに殴らせたり、意味なくバフをかけさせてせこせこ稼いだり…。

フリーバトルが6名制限で、全員のレベル上げが一気にできないのが難点でした。

6名で制限されると、みんなダルトン外すんだろうなぁ…。

 

 総評:シミュレーションが好きで他にやるゲームがないならどうぞ

おすすめ度:★★★★★☆☆☆☆☆

可もなく不可もなくです。

この手のゲーム性が好きならやって損はないです。